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兵庫県立大学

学長

太田 勲

 2015年に「国連持続可能な開発サミット」が開催され、持続可能な開発のための2030アジェンダ、誰一人取り残さないための17の目標、いわゆるSDGsが全会一致で採択されました。

 健全な自然環境や社会があってこその経済発展であり、また経済発展なしに環境の保全や社会正義の実現も困難です。貧困、飢餓、健康、教育、ジェンダー平等、衛生、エネルギー等々、17の開発目標に貢献することが、人類社会の発展と幸福につながります。産官学を問わず、全ての社会、経済、政治活動はこのことを意識したものであることが求められます。

 兵庫県立大学は、安全で平和な世界の実現のために、そして世界の幸福と福祉に貢献するために「兵庫県立大学SDGs宣言」を発し、命の尊重に根ざした人間性豊かな教育と研究を進めるとともに、様々な分野の叡智を結集し、その達成に向けて邁進することを目指しています。

 そうした中において、「環境人間学部」には環境と人間にかかわる種々の研究領域を専門とする教員が数多くいらっしゃり、学生とともにより健全な自然環境、社会環境等の実現に資する活動を日々行っています。環境人間学部における教育、研究、社会貢献活動は、それぞれ17のSDGsの達成に強く結びついていると言えるでしょう。

 兵庫県立大学は、大学全体として地域の人々、世界の学術団体、行政機関、企業などと協働しながら、社会の課題解決に貢献していますが、環境人間学部が果たす役割は今後益々大きくなると思われます。より一層の発展を期待します。

​兵庫県立大学 学長 太田 勲

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