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【きになる みになるSDGs】過剰除去を無くし、食品ロスを減らそう。
こんにちは。
SDGsにつながる行動のヒントを発信する「きになる みになるSDGs!プロジェクト」の一原です。
突然ですが、「過剰除去」という言葉をご存じですか?
「過剰」に「除去」してしまうこと、というのはパッとわかります。では、何を過剰に除去してしまうのか。
実はこの「過剰除去」、なくすことでSDGsの目標に貢献することができるんです。
というわけで今回は、過剰除去について 調べてみました。
目次
1.食品ロスの過剰除去って?
2. 過剰除去について
3. 無駄なく食べる方法
4.まとめ
1. 食品ロスの過剰除去って?
私が過剰除去について興味を持ったのは、食品ロスについて調べていた時です。食品ロスの問題って、最近よく聞きますよね。
「食品ロス」とは、食べられるのに捨ててしまう食品のことを指しますが、日本では年間570万tにものぼるそうです。もっと広い範囲で見てみると、世界の食料廃棄量は年間約13億tで、人の消費のために生産された食料のおおよそ3分の1を廃棄していることになります。
せっかく買ったものなのに、食べられるのに、食品を捨ててしまうなんて、もったいないですよね…。将来自分で生計を立てるようになった時、無駄にする食品を少なくし、環境にも経済的にも優しくありたいものです。
食品ロスの発生状況を見てみると、食品関連事業者から出るものと、一般家庭から出るものとに分かれます。私は、事業系の食品ロスの方が多いのではないか、と勝手に思っていたのですが、実は、事業系が54%、家庭系が46%で、約半分ずつだったんです。
家庭から出る食品ロス、そんなに多いの…?とびっくりしました。
家庭系の食品ロスの内訳では、食べ残しが21%、直接廃棄が19%、過剰除去が7%となっています。

引用HP:政府広報オンライン 『もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう』
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/4.html
どの捨て方ももったいない!ということには変わりはないですが、私は「過剰除去」という聞き慣れない言葉が気になりました。
「過剰除去」って、一体なんだろう。
2. 過剰除去について
過剰除去とは、厚く剥きすぎた野菜の皮など、食べられる部分まで捨ててしまうことだそうです。例えば、ブロッコリーの芯やネギの青い部分など。
それって、せっかく使おうと思っている食材なのに、「もう少し」食べられることを知らずに捨ててしまっているのか、と考えるとなんだかもどかしい気持ちになりました。知ってさえいれば、食べてもらえる部分も増え、捨てられる量も減るはずです。
大学生になり一人暮らしを始め、自炊する人も多いと思います。自炊する時、1つの食材でより多くの部分を使用できれば、環境に優しいだけでなく、経済的にも優しいですよね。
また、野菜の皮の部分には、栄養がたくさんつまっているそうです。捨てる量は少なく、栄養はたくさん摂れる。そして家計に優しい。まさに一石三鳥!
では、具体的にどうすれば減らせるのでしょうか?
3. 無駄なく食べる方法
硬い皮や芯の部分は、他と同じように調理すると、食べるときに硬さが残ってしまいますよね。
そういったお悩みのために、食材を「使い切る」方法、余りがちな食品を「リメイク」する方法を紹介しているWebサイトはたくさん存在します。ありがたい…。
その中でも、消費者庁が料理レシピサイト「クックパッド」の「消費者庁のキッチン」において紹介している、「食材を無駄にしないレシピ」で、私が手軽でいいなと思ったレシピをご紹介します。
① 【使いきり】ブロッコリーの茎と葉のスープ
ブロッコリーの捨てがちな茎や葉を使って作る、スープのレシピ。家にある食品で簡単に作れます。
レシピはこちら→https://cookpad.com/recipe/7152996
② 【使いきり】キャベツの芯のきんぴら
ごぼうの代わりに、キャベツの芯を使って作る、にんにく風味のきんぴらのレシピです。
レシピはこちら→https://cookpad.com/recipe/6952593
③ 【使いきり】リンゴの皮のミートボール
リンゴの皮を使って作る、ミートボールのレシピ。リンゴの皮とお肉って、意外な組み合わせですよね!
レシピはこちら→ https://cookpad.com/recipe/7152931
4. まとめ
作ってみたい!と思うレシピはありましたか?
私は、いつものお料理にひと手間加えることで、意外な組み合わせでも美味しく食べられることが分かり、「食品ロス」という大きな問題にも、私たちの小さな心がけで解決できるんだと、希望を持つことができました。
私たちの生活に欠かせない「食」。持続可能な食を得るために、小さな工夫から取り組んでいきたいと思います。