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【きになる みになるSDGs】ふるさと納税で二酸化炭素を減らせる!?
こんにちは!
大学生でもできるSDGsにつながる行動のヒントを発信する「きになるみになるSDGs!プロジェクト」の黑阪です。
突然ですが、みなさんは「ふるさと納税」をご存知でしょうか。
最近は特別な返礼品が話題になったりしているので知っている方も多いと思います。
私は実際にふるさと納税をしたことはないのですが、どんな返礼品があるのかなとたまにチェックしたりしています。
一口に返礼品と言ってもお肉やフルーツなどの食べ物から工芸品や日用雑貨など様々です。
返礼品について調べていると、「ふるさと納税をすると二酸化炭素を減らせる」という気になる記載を発見しました。
今回の記事では、ふるさと納税と二酸化炭素の意外な関係について迫ります。
目次
1.ふるさと納税ってなに?
2.「ふるさと納税」と「二酸化炭素減少」の意外な関係とは!?
3.カーボンオフセットの仕組み
4.兵庫県養父市”ありがとうございますの感謝状”を特産品に
5.ふるさと納税で地球にやさしく!自分にやさしく!
1.ふるさと納税ってなに?
そもそもふるさと納税とは何なのか、おさらいしておきましょう。
「ふるさと納税とは、自分の故郷や応援したい自治体など、好きな自治体を選んで寄付ができる制度のことです。自治体の取り組むまちづくりや復興支援などさまざまな課題に対して、寄付金の使い道を指定できます。
ふるさと納税は、本来は自分の住まいがある自治体に納税する税金を、任意で選択した自治体に寄付することで、税金の還付・控除が受けられる仕組みです。」
下記のサイトにわかりやすい動画が載せられていたのでこちらをご覧ください。↓
さとふる ふるさと納税とは?初めての方へ仕組みをわかりやすく解説
2.「ふるさと納税」と「二酸化炭素減少」の意外な関係とは!?
さて、ここからが本題です。
全く関係のなさそうなふたつですが、実は意外なところでつながっていました。
ふるさと納税の返礼品として地元産クレジットを活用した「カーボン・オフセット」をメニューに挙げているところがありました。
(返礼品として、カーボン・オフセットを実施したことを示す「証明書」等を発行しています。)
カーボンオフセットとはどのような仕組みなのでしょうか。
次章で詳しくみていきましょう。
3.カーボンオフセットとは
カーボンオフセットとはどのような仕組みなのか調べて見ました。
「カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。」
環境省のホームページに詳しい概要が記載されていました↓
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/carbon_offset.html
つまり、「カーボン(炭素)」を「オフセット(相殺)」する取り組みです。
「ふるさと納税をすると二酸化炭素を減らせる」というのは
納税額がカーボオフセットの取り組みに使用されるということでした。
4.兵庫県養父市”ありがとうございますの感謝状”を特産品に
兵庫県内にもふるさと納税の返礼品としてオフセット・クレジットをあげている市があったので紹介します。
養父市は、”ありがとうございますの感謝状”を特産品として、養父市市有林オフセット・クレジット(J-VER)を日常生活で大人一人が一年間に発生すると言われるCO2の約半分の1tをオフセット(埋め合わせ)した認証書を贈っているそうです。
「養父市では森林の経営とともに、森林の持つCO2の吸収機能を最大限に発揮するため、市有林及び市行造林の間伐(養父市市有林森林管理プロジェクト)を積極的に進め、環境省オフセット・クレジット(J-VER)制度の認証を受けています。
この活動によるCO2吸収量をクレジット化して販売することで、森林整備に活用し、持続可能な健全な森林づくりを目指します。」
ふるさと納税、感謝状の特産品(オフセット・クレジット)
https://www.city.yabu.hyogo.jp/soshiki/sangyokankyo/kankyo/5/1/2754.html
5.ふるさと納税で地球にやさしく!自分にやさしく!
ふるさと納税と環境保全は意外なところでつながっていることが、今回の調査でわかりました。
「地球温暖化を止めたい」「環境保全に努めたい」といった想いが、認証書という目に見えるカタチになってあらわれるのは、達成感のあるとてもよい取り組みだと思いました。
ふるさと納税を検討する機会があれば、是非「カーボン・オフセット」をメニューとしてあげている地域にも目を向けてみてください。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。