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学部長メッセージ

​吉村 美紀

​地球上の新しい課題の解決を目指して

現代における人間社会をみると、国際化は益々進展し、“Diversity & Inclusion”に対するなお一層の理解、共生社会の創造が求められています。これらの基盤として、正しい人間理解と倫理のもと、持続可能で実際的な環境・空間づくり、より良い健康と福祉、教育等の実現は急務と言えます。そして、人間社会の持続性には地球環境の温暖化等とも関係が深い自然環境、生態系の保護が極めて重要になると考えられます。

現在、環境と人間のあり方を考える上での世界的な潮流として、SDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)、IPCC(気候変動に関する政府間パネル:Intergovernmental Panel on Climate Change)、ダスグプタ報告書-生物多様性の経済学(The Economics of Biodiversity:The Dasgupta Review)等があります(下図)。
 

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環境人間学部・同研究科は、設立当初より、
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・環境と人間に関する学際的、融合的なアプローチを通じて、新たな環境創造を担う高度な識見と、環境に関する諸問題を体系的・総合的に分析・解明できる研究力を有する人材
・人間学の基本に立ちながら、21世紀の自然環境、科学技術、地域社会、人間、あるいはその関係性はどうあるべきかという視点で考究し、社会のニーズに応える高度な専門知識と問題発見能力を備えた人材
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の育成を目指しています。

環境人間学部・同研究科が有する使命は数多くありますが、一つの目指すべき方向として「SDGs」「IPCC」「ダスグプタ報告書」等の理念にもとづき、様々な研究、そして教育を実施しています。中でも、なお一層「SDGs」の理念に積極的に関与し、多世代また様々な環境下で生活を送る人々の幸福や安心、安寧の実現に貢献できる教育や研究を実践していきます。


さらに国連アカデミックインパクトへの参画を通して、国内外の人々と情報を共有し、様々な実践内容について広く公表して参りたいと考えています。

地球上の新しい課題の解決を目指して、一緒に活動、活躍していただける皆様を心よりお待ちしています。



 

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